春はポカポカ陽気でお花見を楽しんだりワクワクする反面、「春なんて来なければいいのに!」なんて思っている人はいませんか?
そう、花粉症の人達にとっては、この季節がもっとも辛い時期ですよね。
花粉症は、薬で一時的に症状を抑えることはできても、一度かかると治すのは困難だと言われています。しかし、ちょっとした努力で症状を軽くすることもできます。花粉症の人におすすめの「自分でできる対処法」をご紹介します。
花粉症の4大症状
花粉症には、4大症状と呼ばれる典型的な症状があります。
風邪でもないのにこのような症状がでる場合は「花粉症」と考えましょう。
1. 目のかゆみ・・・涙が止まらない、充血している。
2. 鼻水・・・さらさらした鼻水が止まらない。
3. くしゃみ・・・連発で何度もでる。
4.鼻づまり・・・夜も眠れないほどひどい。
花粉症の季節
スギ花粉
スギ花粉は、2月~4月に飛散します。2月に飛び始め、3月上旬~中旬ごろがピークとなります。
杉は日本固有種で、本州北端から屋久島まで自生します。北海道にも造林されています。
花粉症から逃れるために、沖縄旅行に行ったり、沖縄に移住する人もいるそうです。
ヒノキ花粉
ヒノキ花粉は、スギより少し遅れて、3~5月に飛散します。4月ごろがピークとなります。
近年は少し早くなって、スギと同時期に飛散するようになったところも多いそうです。
花粉症とは?
「花粉症」は、体内の「免疫」と呼ばれるシステムにより引き起こされる症状のことを言います。
免疫とは
「免疫」とは、私たちのカラダを細菌やウイルスなどの外敵から守るための大切なシステムです。
例えば、風邪のウイルスが体内に入ると、免疫は全力でそのウイルスを撃退しようとします。また、外からの侵入だけでなく内側からの反乱、つまりガン細胞の増殖を防いでいるのも免疫です。私たちの体は日々こうしたウィルスや細菌により狙われているため、免疫は常に戦い続けているのです。
花粉症はアレルギー症状
花粉が鼻やのどの粘膜に付くと、花粉タンパク質が体内に流れ込みます。花粉は人体にとってそれほど有害な物質ではありません。カラダにとっては異物でも、無害なものなのでただ白血球に食べられるだけです。
しかし花粉症の人の「免疫」は、花粉に対して過剰に反応してしまい、必要以上に自分の体を守ろうとがんばってしまいます。
「免疫」が必要以上に働きすぎてしまうことで、「アレルギー症状」と言われるものを引き起こします。くしゃみや鼻水などのアレルギー症状で花粉を排除しようとします。
「花粉症」とは、本来は私たちのカラダを守ってくれるはずの「免疫」が暴走してしまっている状態なのです。