大根<栄養編>

たべもの
大根

前回に引き続き「大根」をお届けします。

大根は栄養素の宝庫<健康への効果>

大根

なんといっても1番注目すべき点は、含まれる『消化酵素』の豊富さです。生の大根には、ジアスターゼ(アミラーゼ)と呼ばれる消化酵素が含まれており、胸焼け、胃もたれ、二日酔いなどに有効です。酵素は加熱すると壊れてしまうので、大根おろしやサラダなど、できるだけ生で食べるようにしましょう。

①血液サラサラ

大根の辛み成分であるイソチオシアナートには、血液をサラサラにし、血栓を予防する働きがあるといわれています。そのほかにも免疫力に関係する白血球の活性化、殺菌作用に対する効果もあるようです。

②昔からの湿布薬

おろし汁には消炎・冷却効果があるので、発熱、頭痛、歯茎のはれ、のぼせなど民間療法としてしても 利用されています。

③ガン予防

大根に含まれるオキシダーゼと呼ばれる酵素には、焼き魚のこげなどの発がん性物質を抑制する働きがあるといわれています。また、豊富な食物繊維が腸内の老廃物を除去するので大腸がんの予防効果も期待できるようです。

④皮も捨てずに食べよう

皮に近い部分には、ビタミンが豊富に含まれているので、皮もしっかり洗って料理に活用しましょう!

⑤ビタミンC

表皮には中央部の2倍も含まれている。皮膚の老化を防ぎシミ・そばかすを防止する効果があるといわれる。そのほか、免疫力の強化、ガン予防、アルコールの分解促進などの働きがある。

⑥ビタミンP

毛細血管を丈夫にするといわれているので、脳卒中の予防に期待ができる。

葉っぱの栄養

葉には、目に良いといわれるビタミンAや根よりも多くのビタミンCが含まれています。その他にも、ガン予防効果があるといわれるβ-カロチンやカルシウム、ナトリウム、 鉄、リンといったミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます

干しても栄養満点~切干大根~

大根は干すことで水分が少なくなり、栄養素がぎゅっと凝縮されます。特に、ミネラル(カルシウムや鉄など)や食物繊維の含有量が増えるので、骨粗しょう症や動脈硬化予防や便秘改善の効果が期待されています。


次回は、「大根<調理編>」をお届けします。