大根<調理編>

たべもの
大根

前回に引き続き「大根」についてお届けします。

大根を上手に使い分けよう!

大根は捨てる所がゼロ!の万能食材です。
大根の旬は、秋から冬。この期間が最もみずみずしく、おいしいとされています。夏大根は、肉質が硬く、辛みも強く大根おろしには向いているが、煮物や漬物には不向きとされています。

おいしい大根の選び方

根はずっしりとした重量感とつやがあり、ひげ根の少ないもの。葉は新鮮さのバロメーターです。
できるだけ葉つきの大根を選びましょう!
・葉がピンと伸びて、青々としている
・葉の茎を折ってスカスカしていれば、根に「す(鬆)※」が入っている可能性大!
※芯に多くの細かい孔を生じた状態。養分と水分不足が大きな原因。

大根の部位別調理のポイント

大根は部位によって味が変わるので、上手に使い分けて調理することで美味しさがアップします。

大根の調理別場所

買ったその日のうちに調理。漬物や菜飯、汁物などに使いましょう。みじん切りにしてちりめんじゃこを一緒に入れて炒る事でふりかけにしても美味しいですよ。味付けはめんつゆとごま油!簡単です。

首の部分

辛みが弱くかたいので、大根おろしやサラダに。

中央部分

甘味が強いので煮物などに。

先端部分

辛みが強く、味噌汁や漬物、味の濃い煮物、薬味として。

大根のおろし方

大根おろし

甘い大根おろしの作り方

大根を垂直に立て、ソフトタッチで円を描くようにおろす。横向きにしたり、縦横方向が定まらないのはダメ×。

辛い大根おろしの作り方

おろし金に対して一直線におろす。力強くおろすことにより細胞がより細かく破壊され、辛み成分が活性化される。

のどに良い!大根ハチミツ

作り方はとっても簡単!
1.厚めに皮をむいた大根を拍子木切りにし、瓶に詰めます。
2.そこへ大根が浸るくらいまでハチミツを入れます。フタをし、1日も置けばハチミツの大根エキスのでき上がりです。

そのままでもよし、レモンやしょうがを加え、お湯や水で薄めてもおいしく召し上がれます。のどの痛みや風邪、食べすぎ、胃弱などに効果があります。残った大根は、なますやキンピラなど、様々な料理に活用できます。さいの目切りで漬け込めば、スープなどの材料に最適です。


捨てるところがない大根の価値をもう一度見直してみませんか?食事はバランスが大事です。葉っぱもしっかりと利用し無駄なく食べましょう!