お酒は度を越せば身体に害となりますが、「酒は百薬の長」と言われるように適度な飲み方をすれば健康にも効果があります。日本酒・焼酎・ビール・ウイスキーなど様々なお酒がありますが、どれも何らかの糖分に酵母菌を加えて造られる、微生物の力を利用した発酵食品の一つです。
お酒と上手に付き合おう
お酒のなかでも、日本酒は「麹(こうじ)カビ」を利用した日本独自の発明によるものです。
お酒には、様々な健康への効果が認められています。適量ならば、自律神経のリラックス時に働く副交感神経が優位になり、ストレス解消になります。
また、善玉コレステロールが増加する・糖尿病の合併症である心疾患を予防する・骨粗しょう症予防に役立つなどの効果があるようです。
さらに、日本酒に含まれる特殊なタンパク質やフェルラ酸と呼ばれる物質が老化・認知症の予防にも効果的といわれています。
最近の研究では「適量のお酒を飲んでいる人の死亡率は、全く飲まない・大量に飲む人に比べて低い」というデータも発表されているほどです。
適量は一般的に一日約二合といわれています。これを目安にして自分に合った飲み方を知り、お酒と上手に付き合いましょう!
お酒造りは納豆厳禁!?
日本酒の製造過程において、問題となるのがその他の微生物の混入。
特に納豆菌やヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は増殖力が強いので、酒造りの盛んな冬は食べるものにも気をつかわなければならないそうです。