花粉症に負けない!!<自分でできる撃退法>

まめ知識

花粉症の症状を抑えるために様々な薬が売られていますが、花粉症を治す特効薬はないと言われています。しかし、自分で努力すれば症状を軽くすることもできます。
花粉症などのアレルギーには、本人の体質が非常に深く関係しています。そのため、体質改善をおすすめしています。普段の生活の中でアレルギーに強い体質を早めに作っておくことが肝心ですが、どのように体質を改善していくのでしょうか?

自分でできる花粉症撃退法!

粘膜を鍛えよう!

花粉症の原因の一つに、「粘膜の抵抗力が弱っている」ことがあげられます。
花粉程度の異物なら鼻やのどの粘膜で除去できるのですが、花粉症の人は粘膜の抵抗力が弱いため、花粉の異物タンパク質が体内へ入り込みやすくなってしまうのです。 そこで、粘膜を鍛える方法として「舌出し運動」をおすすめします。

舌出し運動

口を大きく開け、舌を思いっきり出したり引っ込めたりする運動です。
口を大きく開けて舌を出し入れすることで、のどの筋肉が鍛えられ、同時に粘膜の強化にもなります。慣れるまでは苦しいかもしれませんが、できるだけ多く繰り返してみましょう。

舌だし運動

食事で改善しよう!

アレルギー体質を左右するのに大きく関係しているのが毎日の食生活です。食事を少し工夫するだけで、花粉症の辛い症状を軽減させることもできます。

お茶(おすすめは抹茶)

お茶に含まれるカテキンなどのポリフェノール類には、アレルギー物質の生成を抑制したり、炎症を抑える効果などがあります。また、β-カロチンは鼻や喉の粘膜を強化する働きがあり、花粉への抵抗力をつけます。
特に「抹茶」は他のお茶よりもβ-カロチンが豊富で、その他ビタミン類もバランスよく含んでいます。

お茶

青魚(おすすめは煮干し)

青魚に含まれるDHAには、アレルギーを起こす物質(ロイコトリエン)を減らし、炎症を抑える働きがあると言われています。
青魚を毎日は、なかなか食べれないので、食べる「煮干し」などで補うと良いでしょう。

青魚

シソ(おすすめはお茶漬け)

シソはアレルギー物質を抑え、鼻づまり等を解消する効果があります。お茶とあわせて「シソ茶漬け」などにしてみてはいかがでしょう?花粉症の症状がつらい時でもサラサラッと食べやすいかもしれません。

紫蘇

免疫力を上げよう

花粉症というと、何かと「花粉」に注目しがちですが、実は心のストレスもアレルギーの大きな原因の1つと考えられています。
花粉症は「免疫」の異常によっておこるものですが、実は心と免疫は密接に結びついていると言われています。

心と免疫

ストレスを抱えていると自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、さらには「免疫」の働きまで狂わせてしまいます。

笑うことの大切さ

笑うとストレスが解消されるということをご存じでしょうか?
人は笑うことによって、自律神経を適度に刺激してバランスを整え、ストレスを解消させ、さらには免疫力を活性化させます。
笑うことで免疫力がアップすることは、多くの実験でも証明されています。

笑うことの大切さ

呼吸する大切さ

免疫力を上げるには、呼吸も大きく関係しているようです。
大きく深い腹式呼吸を行うことは自律神経のバランスを整え、花粉症の改善も期待できます。さらに、鼻から息を出し入れすることで、鼻の粘膜を鍛える効果もあるため花粉症予防には最適です。深い呼吸である「腹式呼吸」の中でも特に「臍下丹田呼吸法」がオススメです。

臍下丹田呼吸法

花粉症「コップ説」

花粉症「コップ説」って知っていますか?
同じ環境で育っていても、花粉症になる人とならない人がいます。
それは、もともと持っているコップの大きさが違うからだと言われています。カラダが花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因物質)にさらされると、コップに少しずつアレルゲンがたまっていきます。 そして、コップからあふれる時が発病の時期で、去年までなんともなかった人がいきなり花粉症になるのもこのためだと言われています。
コップの大きい人ほど発病が遅くなりますが、いま大丈夫だからといって安心はできません。バランスの悪い食生活やストレスで、コップの容量はどんどん小さくなっているかもしれません。すでに花粉症の人でも毎日の努力でコップを大きくすることができるかもしれませんよ。
花粉に対する免疫力を高めて爽やかな春を迎えましょう!