バナナのヒミツ<食べ方・保存編>

たべもの

バナナは生のまま食べるのも美味しいですが、一工夫するとさらに美味しく食べることが出来ます。

美味しく頂く方法

バナナを食べる子供

1.シュガースポットの出たものを食べよう

バナナはシュガースポットという茶色い斑点が出た頃が、一番の食べ頃です。これは、熟成することで甘味が増すというだけでなく免疫力も高まるためと考えられています。
シュガースポットは、つい傷んだと思い捨ててしまいがちですが、あの斑点は栄養の宝庫だったのです。


2.生食以外でも

生で食べる以外にも、バナナには様々な調理法があります。


・冷凍バナナ
凍らせることでポリフェノール量が増加し、余分な活性酸素を取り除いてくれます。皮をむいて冷凍庫に入れるだけのバナナアイスなら、お子様のおやつとしても最適!


・焼きバナナ
加熱することで甘味が増し、食べやすくなります。かといって、免疫力を高める成分に変化はないので安心してください。バターでバナナソテー、衣をつけてフリッターなども意外に美味しくいただけます。


・干しバナナ
干したものは、食物繊維やミネラルが大幅に増加します。ビタミンCは水分が蒸発すると無くなってしまうので十分に注意が必要です。


バナナのカロリーは意外に低く、1本あたり約90kcalで、ご飯なら茶碗半分相当、ケーキならおよそ3分の1相当にあたり、他の食品と比べても太りにくい食べ物です。
ただし、からだを冷やしてしまうので、胃腸の弱い方や冷え性の方は食べ過ぎに十分注意が必要です。
また、バナナ1本当たり360mgのカリウムが含まれています。(1日摂取量:成人男性2500mg、成人女性2000mg)

※透析を受けている等で腎機能が低下している人は余分なカリウムが十分に排出されず、高カリウム血症になる可能性があるので、複数本食べる場合には注意が必要です。

保存法

バナナの産地は熱帯地域のため、寒いところが苦手です。冷蔵庫に入れるのは厳禁!
冷蔵庫ではなく、必ず常温で保存しましょう。
また、バナナの重みで傷む可能性があるので、カーブしている面を上にし、山なりにして置きましょう。
バナナハンガーを用いると、保存の際に地面に触れることを防ぎ、傷みを予防するだけでなく、良い形で熟成させることが出来ます。


誰でも食べやすいバナナは、お子様から年配の方まで幅広く愛される栄養価の高い食品といえます。
1日1本のバナナで毎日を快適に過ごしましょう。